伝説の復活!ディープパープル、レインボー時代のリッチーブラックモアが戻ってくる。
ロック・ギター革命者であるジミ・ヘンドリックス、そしてエリック・クラプトン、ジェフ・ベック、ジミー・ペイジのいわゆる三大ギタリストら。
そこに文句なしに食い込むのがリッチーブラックモアだ。
有名な「スモーク・オン・ザ・ウォーター」を始めとした、数々の名曲の名リフなどは置いておいたとしても、リード・プレイのみに着目したとしても、
「ハイウェイ・スター」でのオルタネイト・ピッキングによるあのソロや、「紫の炎」や「キル・ザ・キング」での3本弦コード・アルペジオなど、あまりに印象的な名フレーズは数知れないですよね。
そう、速弾きのテクニックが進化しきった現在においては、もしかしたらちょっと不思議に感じられる人もいるかもしれませんが、リッチーは元祖テクニカル系ロック・ギタリストなんですよね。
昔は、ギターを破壊したりアンプを破壊したり、やりたい放題やっていたリッチー。
しかし、そんなリッチーも影を潜め最近では、「ブラックモアズ・ナイト」というバンドでアコースティックでルネサンス的音楽を弾いています。
上記で紹介した世界三大ギタリストの中では、この変化の振り幅の大きさはありません。
よく言えば、「素晴らしい経験をしている」。
悪く言えば「ぶれている」。
どちらとみなすかは、2016年6月の復活を見てからでも全く遅くないと思います。
その演奏でこれまでの振り幅の中で経験してきたあらゆる音楽の良い面を、
演奏に活かした深みの増したロックに仕上がっているのであれば、文句無しに大きな振り幅の中で「素晴らしい経験をしていた」ということとなるでしょう。
逆に、当時の変わらぬ演奏がされたならば、単なるぶれだった。
そう見なされてもおかしくはない。
名リフの数々を産み出し、現代ロックシーンを気づいた彼の復活を我々は万全の体制で待つとしましょう^^